水彩画の日記
最近描いた思い出深い水彩画作品をエピソードとともにご紹介しています。
このモチーフに心惹かれた理由や、描く中で感じた楽しさ、時には苦労したポイントも
お伝えしながら、一枚一枚の作品に込めた想いをお届けします。
また、テーマに沿って複数の作品をまとめてご紹介したり、シリーズ作品を
一度に掲載することもあります。作品とともに広がる物語を楽しんでいただけたら嬉しいです。
窓の明かり
先日、横浜(石川町)の教室で「雪の中の街灯」をテーマに水彩画を
描きました。冬の冷たい空気が伝わる雪景色の中に、心がほっと温まる
ような要素を詰め込んでみたいと思い、このテーマにしました。
柔らかな街灯の光が雪をふわりと照らすその風景、そして その左側には、キラキラと輝くクリスマスツリーが見える窓。
気が付いたらスレイベルの音(シャンシャンとしたリズムを刻む音)を
想像しながら描いていました。
雪の表現にはマスキング液を使いました。雪の形がはっきり出過ぎない
ように後でぼかしたり、白いペンで光のキラキラを描いたりしています。
参加した生徒さん達から「難しいけれど楽しいです!」「描いているだけで温かい気持ちになります」という意見が聞けて、和気あいあいとした
授業になりました。
今年も残りわずかですが、寒い冬の日々の中で、心に明かりを灯す時間が少しでも増えますように ♪♪
2024年12月14日
2024年12月1日 クリスマスのイラストを集めてみました
2024年11月15日 短冊形の水彩画にのめり込んで
8~9月にかけて、縦長の絵ばかり描いていました。 縦長の絵の最大の特徴は主題が強調されることです。
左右の風景がカットされるので、その分主役級の部分が目立ち、無駄のない構図づくりが可能です。
また鑑賞者の視線が上下に動くので、高さや奥行が表現するのにも適しています。
因みに人間の視界は左右に180~200°と言われます。縦長の代表的な絵は掛け軸です。
※上の3点の作品は現在販売中です。もしよかったら販売のページをご覧ください。
2024年10月15日 清々しい秋の陽射しの中で
地元葉山にはパン屋が結構あり、そこで買い
集めたパン(できるだけ形が揃わないよう)に
、籠の中に盛り付けました。
陰影が少々濃く、完成ま結構時間がかかり
ました。
中央の丸いパンの具(しらす)が一番難し
かったです。籠の影の明部にはマスキング液
を使いました。
以前に雑貨屋で購入したオリーブの瓶をずっと
描いてみたいと思っていました。
クリスタルガラスのように洗練されていない
厚手の感じに 絵心をそそられます。
構図に偏りが出ないように オリーブの葉を
散りばめました。
「秋の日差しの中での、ちょっとした憩いの
ひと時」そんな雰囲気を感じてくだされば
幸いです。
2024年9月15日 テラスカフェでの憩いのひと時
涼し気なカフェテラスを描こうと、色を極力塗りこめないようにして、完成した作品です。
カフェのそよ風が感じられましたら幸いです。
「テラスの光」
温かみのある午後の光景を描き出した作品です。
会話の響き、店内からこぼれるさざめき、
壁に差した木漏れ日などの 長閑な光、
心がほっと和むような空間を感じていただけ
たら幸いです。「午後のくつろぎ」